改正動物愛護管理法に基づく「子犬子猫受託販売サービス」準備中です。

2019年(令和元年)6月19日に改正された動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法、動愛法)に基づいた子犬子猫の受託販売(販売代行)サービスを準備しています。
今回の動愛法改正により、対面での情報提供が事業所に限定されました。
これにより、空港、飼い主さんのご自宅等での対面情報提供ができなくなりました。

このサービスは、ブリーダーさんと飼い主さんとの間で生体(子犬子猫)の譲渡の合意がなされた場合に限り、当店が販売を代行(受託販売)するものです。

子犬子猫の販売の8割が関東関西に集中している現実を考えると、地方で誠実・良心的に頑張っているブリーダーさんは、実質的に大手ペットショップに卸売りをしないと販売の機会を喪失するという現実があります。
現在、良質な子犬子猫をブリーディング(※)してきた多くのブリーダーさんが廃業の危機に陥っていると言われております。

※ブリーディングとは

しっかりとプライドを持ち、犬種猫種の保護育成・犬質猫質の向上を行っているブリーダーで、繁殖屋(生体販売により利益を追求する事のみを目的としている業者)とは全く異なります。

真面目にブリーディングを行っているブリーダーさんは、繁殖した子犬子猫に対してプライドを持ち、自分の子供もしくは体の一部のように考えている方が多く、日本のペット流通に対して多くの不満(例えば以下)を感じている為、大手ペットショップへの卸売りを行いたくない方が多いのです。

  • 展示陳列販売(不特定多数の人間に見世物にされる)によるストレスで我が子がかわいそう
  • 手塩に掛けた子犬子猫が、生体の卸売り市場(動物オークション市場:競りあっせん業)にて非常に安価での卸売りを求められる
  • 充分な給餌給水が行われず、我が子がかわいそう
    • 給餌回数や給餌量が少ない(1回/日で、量も少ない業者もあるようです)
    • 餌を少なくすることで、人(お客さん)が近づくと餌欲しさに近寄ってきて衝動買いを誘う販売手法
    • 生体を小さくするため(体高は小さくならず、骨格に重大な影響が出ると言われております)
    • 飼育費用(餌代、人件費)を抑えるため
  • 最終飼育者(飼い主さん)の顔が見えない(どんな方に飼われているのかが、わからない)
  • 流通過程での感染症の感染・発症リスクが増大する
  • 流通過程で感染症に感染・発症した場合に、十分な治療が行われず死亡させるケースもある(生体の仕入れ価格より、治療費用の方が高い為、治療放棄され放置される場合があると言われています)
  • 小さいケースに複数頭(4~5頭くらい)押し込めて、大量輸送(数十ケース積み上げて)空輸されるのがかわいそう
  • 法令で定められている月齢に満たない状態での引き渡しを要求される

などなど・・・

詳細は、これから行政と相談しながら構築していきますが、誠実、良心的に頑張っているブリーダーさんを積極的にお手伝いする基本的なポリシーは今までと変わりありません。
当店では、誠実、良心的なブリーダーさんを絶対に見捨てません。

改正動物愛護管理法が施工させるまでに、本サービスをスタートさせる予定です。