当店は『人とペットの幸せを第一に考える』欧米スタイルのペットショップです。
「えっ!?町の中にあるペットショップのお店と何が違うの?」と疑問に思われるかもしれませんが、当店では、子犬の幸せを考えて”店舗での生体の展示・陳列販売”は一切行っておりません。
町の中のペットショップでは、子犬を狭いショーケースに長時間閉じ込めて、生後間もない子犬をまるで見世物のように販売しているお店が多いと思います。
中には、「抱っこしてみませんか?」といって、衝動買いを誘うお店もあるようです。
実はこの販売方法は、日本特有のガラパゴス化した販売方法なんですよ!
子犬は掛け替えのない命です。
10年~15年、長い子は20年近く一緒に生活する家族をこのように扱うお店であなたは買いたいと思いますか?
欧米では、ペットショップのお店に行っても生体は展示・陳列されていません。
いたとしても、看板犬がいる程度なのです。
では、なぜ、生体を展示・陳列販売しないのでしょうか?
その理由は、
- 子犬の心身の健全な成長に重要な社会化期を重視しているから
- 不特定多数のブリーダーから仕入れた子犬を狭い店舗に集めることで、感染症のリスクが増大するから
- 生体の展示・陳列販売では、子犬に過大なストレスを与えるため、動物虐待に繋がると考えられているから
などの理由があります。
欧米で子犬を買い(飼い)たい人は、『ブリーダーから直接購入する』か『仲介業者からブリーダーを紹介してもらい、子犬を購入する』スタイルが主流になっているのです。
それに欧米では、『良い子犬を探す』というよりは、『優秀なブリーダーを探す』ということに重きを置いています。
それでは、日本のペット産業の実情はどうでしょうか?
日本では、ペットショップのお店の仕入れ担当者が”ペット市場(ペットオークション)”から子犬を仕入れて展示・陳列販売が行われています。
ペット市場(ペットオークション)とは、生後30日に満たない子犬が乱雑に扱われて、機械的に競り落とされる業者専用の市場です。
今回の法改正(2013年9月施行)により、生後56日(経過措置により3年間は生後45日、その生後49日と読み替え)に満たない子犬の取引が禁止されましたが、実態は生年月日の偽造が横行するなど、何も変わっていないようです。
ペット市場では、ブリーダーが手塩に掛けて育てた子犬が、非常に安価で取引されていきます。中にはびっくりするような金額で競り落とされるケースもあるんですよ。
当店は、このような状態がブリーダーの幸せとは考えておりません。
ブリーダーから適正な価格で仕入れて販売しております。
飼い主さんの幸せはどうでしょうか?
展示・陳列販売のペットショップのお店で子犬を購入した場合と、ブリーダー直販の場合では、どちらが幸せになれるでしょうか?
展示・陳列販売のお店の場合、
- 子犬がどのような環境で育ったか?
- 親兄弟姉妹犬はどのような犬か?
- ブリーダーは優秀か?
などの情報を質問しても、答えられるお店は少ないと思います。
それに欠点や、多少の病気があっても飼い主さんに伝えることなく販売しているようです。
優秀なブリーダー直販なら、このような問題は、回避することができますし、販売後のトラブルを防止する意味でも欠点などの情報も正直に教えてもらえるケースが多いのです。
つまり、当店の存在価値は、お客様に優秀なブリーダーの子犬をご紹介することなのです。
時々、動物愛護の精神から、犬の繁殖を行うこと自体が ” 悪 ” であるという主張を目にすることがありますが、わたくしはそうは思いません。
人と犬の関係は非常に長い歴史があります。
日本人の場合、縄文時代から一緒に生活していたことが確認されています。この時代は柴犬によく似た犬が飼育されており、人間と一緒に埋葬されていることが発見されるなど、とても大切に扱われていたようです。
また、今日の犬の品種の多様性は、人と犬の長い歴史の結果であり、優秀なブリーダーにより守られてきたのです。
残念ながら、パピーミルなどの悪質な繁殖屋がいることも事実です。
わたくしの夢は、「日本のペット産業から、生体の展示・陳列販売を禁止して、良質なブリーダーのみ犬の繁殖を行うことが許される」ようにすることです。
ペット産業を知れば知るほど、この使命に燃えております。
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