病原体(寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、異常プリオン等)が体に侵入することで、感染症に感染します。
これらの病原体の主な侵入経路には、次のようなものがあります。
感染経路 | 説明 |
空気感染 | 咳やくしゃみなどによってばらまかれた病原体(細菌、ウイルスなど)を吸い込むことで感染します。 |
母子感染 | 母犬の体内で胎盤を通じて感染したり、出産時に産道で感染したりします。子犬が母乳を飲むことで感染することもあります。 |
経口感染 | 病原体(細菌、ウイルスなど)が感染したものを、舐めたり食べたりすることで感染します。 |
このように、さまざまな経路で病原体が体に侵入してきます。
感染を予防するためには、飼い主が次のようなことに注意することが必要だと思います。
- お散歩の最中に拾い食いをさせない
- 他の犬や他の動物の排泄物に近づけさせない
- お散歩の際に、電柱や壁の角などへ近づけさせない(マーキングした犬が病原体を保持しているかもしれませんよ)
- 動物病院では、バリケン(クレート)やバスケットなどのケースに入れておき(または抱っこしておく)、診察時のみ出すようにする(動物病院には、病原体を保持した動物が訪れる可能性があります)