チワワのかかりやすい病気
＜頭骨＞
チワワの子犬は、ほとんどの子が大泉門（だいせんもん）（別名：「泉門」、「ペコ」、「モレラ」といいます）と呼ばれる頭頂部にある頭蓋骨の隙間（菱形をしています）が、開いたまま産まれてきます。
この隙間は、子犬が成長していく段階で閉じてしまいますので問題ありませんが、まれにこの隙間が残ってしまう子がいます。
開きが大きい場合には、後述する水頭症の原因となります。
この場合、頭部への物理的な衝撃によって脳へのダメージを受けやすくなりますので、注意が必要です。
＜水頭症＞
大泉門の隙間の影響で、脳内を流れる体液が正常に循環できないために引き起こる病気です。
発症すると治りにくく、まれに治っても後遺症（体の麻痺や痙攣）が残る場合が多い恐ろしい病気です。
この病気は、チワワなどの極小サイズの犬に多く見られます。
なお、この病気は人間の乳幼児にも見られる病気です。
＜眼球＞
チワワは、うるうるとしていて愛くるしい大きな目をしています。
大きな目をしているということは、眼球が大きく傷つきやすいということにもなります。
異物の混入や、突き目（匐行性角膜潰瘍）などに、注意してあげましょう。
＜血友病＞
先天的に血液を凝固させる因子が欠乏している為に、血が固まらなく（固まりづらく）なる病気です。
交配時には十分に注意して、子孫の代に引き継がせないようにしてあげましょう。＞
＜骨折＞
チワワは、前肢の骨が特に細くなっております。
骨折しやすいので注意してあげましょう。
＜股関節＞
チワワは、成長段階で、まれに股関節の形成不全となることがあります。
歩く姿などをよく観察して、四肢（前足、後ろ足）が正常に発達しているかを見極めてあげましょう。
もし、歩く姿などに異常がみられたら、獣医さんに相談してあげてくださいね。