シャンプーは、子犬にとって非日常的で怖い刺激となり、慣れないうちはストレスとなってしまいます。
汚れていないなら濡れタオルで拭いてあげるだけでも良いでしょう。
とわいうものの、怖がるからと言ってシャンプーをしないでいると、大人になってからもシャンプー嫌いの子になってしまいますので、焦らずにゆっくりと慣らせてあげてください。
お散歩などで、足裏や体の一部分が汚れた場合には、部分洗いをしましょう。
飼い主さんが慣れていないうちは、トリマーさんなどのプロにお願いするのも良いかもしれません。
お金がかかりますが、上手に利用しましょう。
<用意する物>
- 犬用のシャンプー(低刺激の子犬用の物を薄めて使用します。)
- コットン(耳栓に使用します)
- 吸収力の高いスポンジタオルなど
- バスタオル
- ドライヤー
<手順>
- ブラッシングをして、毛の絡まりをほどいておきます。耳に水がはいる場合には、コットンなどで耳をふさいでおきます。
- 子犬の負担をできるだけ軽減するために、あらかじめシャンプー液(低刺激のシャンプーを薄めたもの)や、バスタオル、ドライヤーなどの準備をします。
- 腰やおしりの方から順番にシャワーで濡らしていきます。この時シャワーの音や水圧だけで怖がる場合には、水圧を調整するなど工夫してあげましょう。
- 腰や背中などの体からシャンプー液をつけて洗います。顔の周りは最後に洗いましょう。この時、目、鼻、口、耳にシャンプー液が入らないように注意します。
- すすいでいきます。顔周りから始めて体を最後にします。シャンプー液が残らないようにしっかりとすすぎましょう。
- 水分をよくきっておきましょう。この時、水分の吸収力に優れたスポンジタオルなどがあると便利です。
- バスタオルやドライヤーでしっかりと乾かします。ドライヤーは、熱でやけどをしないように30cmほど離して使用します。温風と冷風を交互に使うなど熱がこもらないようにして下さい。
<ポイント>
- シャンプーは低刺激の子犬用のものを薄めて使用します。
- 初シャンプーの時期は、1回目の混合ワクチン接種後、約2週間経過した頃が目安です。
- シャンプーの頻度は、毛質にもよりますが1~2回/月が目安です。
- お湯の温度は37℃~38℃を目安に季節で調整してください。
- 耳の中にお湯が入ってしまう場合、コットンでそっと耳をふさいであげましょう。
- シャンプーが残らないようにしっかりとすすぎましょう。
- 半乾きの状態で放置すると、皮膚病の原因となってしまいますので、タオルや低温のドライヤーで最後までしっかり乾かします。
- 皮膚病を煩った場合には、獣医師に相談して指示に従いましょう。