<断耳(だんじ)とは>
断耳(英語:ear cropping)とは、本来垂れ耳の犬種において外耳(耳たぶのこと)の三分の一程度を切除することです。
外耳の切除をすることで、軽くなりますので、立ち耳のように外耳が立ち上がります。
断耳は、主に使役犬(テリア種)や牧羊犬などで行われております。
これは、本来、見た目の印象のためではなく、与えられた仕事をこなす際に垂れ耳が邪魔にならないようにするために行われていました。
かわいそうと思うかも知れませんが、仕事を行う上で怪我を予防するという意味もあります。
現在では、使役犬としての役割が薄れ、ほとんどの場合で愛玩犬として生活している為、本来は断耳する犬種でも、断耳を行わないブリーダーさんが増えてきております。
また、動物愛護の観点から、断耳に反対する団体があります。
時代の流れから、ショードッグでも断耳を行わない犬も認められるようになってきました。
動物愛護先進国である欧米諸国では、法律で断耳を禁止している国もあります。
<断耳が行われる犬種>
- グレート・デン
- ドーベルマンピンシャー
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ピンシャー
- ボクサー
- ・・・など
<断耳を行う時期>
生後2ヶ月~生後3ヶ月ころに行います。
※通常、混合ワクチンを接種した後、2週間~3週間程度経過した後に行います