抱っこ散歩へ行こう!

第四回目は抱っこ散歩へ行こう!です。

さくらが家に来て数日後の夜、抱っこ散歩に連れ出しました。
これは、妻がインターネット上の情報を見つけて、さっそく試してみる事にしました。

初日は、自宅周辺を抱っこしたまま15分くらいお散歩しました。
さくらを連れ出すと、鼻や耳をピクピクと動かしながら、周りの様子を窺っているようでした。
わりと交通量の多い幹線道(国道1号線)の歩道にでると、車のエンジン音にビックリしたようで、ビクビクと震えていました。
幹線道から路地に戻ると、再び鼻や耳をピクピクと動かしながら、周りの様子を探っているようでした。
帰宅してしばらくすると、疲れてしまったのかぐっすりと寝てしまいました。

二日目以降は、近所の公園まで往復する、30分くらいコースです。
公園にはいろいろな匂いや音などの刺激があるようで、若干身を乗り出すような感じで、ピクピクと鼻や耳を動かしていました。
途中、他の飼い主さんから「あら~、子犬なの?」と声をかけられると、さくらも興味津々。
「子犬は可愛いわねぇ~。」といわれて、さくらも褒められたのが分かるようで、嬉しそうでした。

今では、さくらはお散歩大好きになりました。

ここで注意することは、生後90日頃の混合ワクチン接種を済ませていないため、抱っこしたままで、下に降ろしたり、他の犬と接触させることは避けた方がよいと思います。
最近では、社会化を重要視して2回目のワクチン接種前にお散歩デビューさせるという考え方もありますが、1回目のワクチン接種で抗体が生成されていない場合、無防備の状態となります。
生後56日~60日程度まで、親兄弟犬と一緒に過ごしていれば、犬社会に対する社会化は十分備わっていると思いますし、抱っこ散歩でも、人間社会に対する社会化という意味で、有効だと言われております。
外の世界を体験させることで、お散歩デビュー時に戸惑わないようになると言われており、同時に飼い主と一緒に居れば安心だという安心感を与えることが出来ると言われています。
混合ワクチン接種後にいきなり外に連れ出すと、子犬が戸惑ってしまい、その場で座り込んでしまったり、最悪の場合には、お散歩嫌いになってしまうことがあります。
徐々にゆっくりと外の世界を体験させ、慣れさせるようにしましょう。

第五回目:狂犬病および混合ワクチン接種についてへ

目次に戻る