犬の肛門腺絞りについて

排便時などに肛門腺(肛門嚢)にたまる分泌物を自分で排出できない場合には、人の手で肛門腺を絞って、分泌物を排出してあげます。

<ポイント>

  • 肛門腺の位置は、時計の4時と8時の位置にあります。
  • 初めて肛門腺を絞る場合、位置が分からないものです。もし、肛門腺の位置が分からない場合には、獣医師やトリマーさんなどの専門家から教えてもらってください。
  • 肛門腺が溜まっているかどうか(分泌物を自分で排出できているかどうか)が分からない場合には、獣医師やトリマーさんなどの専門家に相談してください。
  • 肛門の周りが汚れますので、月に1回程度シャンプーの際に絞ってあげましょう。
  • 肛門腺を絞る場合、尾を片方の手で持ち上げて、もう片方の手で肛門腺を絞ります。
  • 肛門腺が溜まってくるとおしりを気にしたり、舐めたり、肛門をすりながら歩いたりします。
  • 肛門腺の分泌物が溜まっている状態で放置していると、肛門腺が炎症を起こします。さらに放置していると、肛門腺自体が破裂してしまうこともあります。肛門腺が破裂すると手術が必要になってしまいます。