- 僕を迎えてくれた時の事は決して忘れません。
暖かい家族の中で幸せでした。ご主人様との楽しい思いでは決して忘れません。 - ご主人様が望んでいるようには振る舞えなかったかもしれません。
僕はあまり可愛らしくなかったかもしれません。
でも、ご主人様に喜んでもらいたくて、精一杯頑張ったことだけは本当です。 - ご主人様がいなくなっても、きっと迎えに来てくれると思って待っています。
側にいられなくなった訳は良くわからないけど…
僕を嫌いになったからじゃないと自分に言い聞かせています。 - 僕を産んでくれたお母さん、お父さんに、ありがとうって言いたい。
こうして楽しい思い出を宝物にできたのも、命を与えてくれたからです。
生きているから味わえたのです。ありがとう。 - 今は、たくさんの仲間たちと一緒に暮らしています。でもみんな悲しそうです。
僕もなぜか寂しい、物足りない気持ちでいっぱいです。 - 多くの仲間達は、連れていかれ二度と顔を見ることもない毎日です。
そのときの悲しそうな目を見たことがありますか。 - 一部の仲間達は、たまに新しいご主人が連れて帰ります。
ご主人様が迎えに来てくれないなら、僕も新しいご主人様に連れて行かれるかもしれない。
優しいご主人様だったら嬉しいけど・・・ - 僕にはご主人様を選ぶことはできません。
でも僕を迎えてくれるご主人様が、どこかにいるかもしれない。
もしそうなったら、今度はもっともっと気に入られるように頑張ります。 - ご主人様、早く僕を迎えに来てください。
そして今度こそずっとそばに置いてください。それだけが僕の願いです。 - ご主人様、これだけは覚えておいてください。
僕だって生きているということを。
心だってちゃんとあるということを。
天に召される最後の時まで、ご主人様に尽くしたいと思っていることを。