横浜市動物愛護センターを見学してきました。
<施設概要>
- 施設名称 : 横浜市動物愛護センター
- 所在地 : 横浜市神奈川区菅田町75番地4
- 電話 : 045-471-2111
- FAX : 045-471-2133
- 開館日 : 月曜日~土曜日
- 開館時間 : 8:45~17:15
- 休館日 : 日曜日、祭日、年末年始
- 駐車場 : 40台、マイクロバス2台
- 交流棟
- 市民交流プラザ(3F)
- 市民活動室(3F)
- 健康チェック室(3F)
- 譲渡室(3F)
- 相談室(3F)
- 見学コーナー(2F)
(1Fの飼育体験実習室を見下ろすことができます) - グルーミング体験室(2F)
- 飼育体験実習室(1F)
- 犬猫生態学習室(1F)
- 視聴覚室兼大研修室(1F) など
- 動物ふれあい棟
- プラットホーム(動物搬入口)(3F)
- 保管庫、倉庫(3F)
- 休憩室(3F)
- 犬ふれあい室(2F)
- 観察室、処置室、手術室(2F)
- 猫保護室(2F)
- 猫ふれあい室(1F)
- 猫の家(生態観察室)(1F) など
- 地図はこちらからダウンロードできます
- パンフレットはこちらからダウンロードできます
<活動内容>
この施設は、横浜市の保健所が運営する動物愛護センターで、以下のような活動を行っていらっしゃるそうです。
- 適正飼育等の啓発活動
- 「交流棟」での地域活動
- 犬猫の保護・収容
- 傷病動物の治療・飼育
- 猫の飼育例を紹介(「猫の家」)
- 犬とのふれあい教室の開催
- 譲渡会の開催
- 収容動物情報はこちら
- 譲渡動物情報はこちら
<私見、感想>
今回、横浜市動物愛護センターを見学してみて感じたことは、非常に多くの犬猫が収容されていたことが、とても残念でした。
近代的で、衛生管理が行き届いた施設のため、この施設でも毎年多くの命が殺処分(致死処分)となっていることを忘れがちですが、目を背けることが出来ない事実であることを認識しなければならないと思います。
1頭でも多くの命が救われ、新しい飼い主さんの下で幸せになってもらいたいと願っております。
譲渡犬・猫(だと思いますが・・・)が容れられた「犬ふれあい室」や「猫ふれあい室」は、個室(犬は1頭に1室、猫は数頭に1室)になっており、空調(冷暖房)が管理され、衛生的な環境が保たれておりました。
前を通ると、尻尾を振って近寄ってくる犬(柴、ダックスフンド、雑種など)や、びくびくしながら目を向けてくる犬(ウエルシュコーギー、雑種など)、何かを訴えたいのかしきりに吠えてくる犬(ダックスフンド、雑種)や、沢山の猫たちがいました。
今でも飼い主を待ち続けているようで、とても悲しい目をしている子に見つめられた時には、心が痛みました。
見学していて救いに思えたのは、猫と遊んであげていた職員(もしかしたら、ボランティアさんかも・・・)さんの存在です。
人間のエゴで酷い扱いをされた動物は、警戒心が強くなり、人に近づかなくなる場合がありますが、このように人が愛情を持って接してあげることで、新たな飼い主さんが決まった場合に飼育する負担が軽減されるのではないでしょうか。
犬猫の譲渡を希望する飼い主さんは、その子を終生飼養(その子の命が全うするまで、飼育して養うこと)する覚悟がなければ、動物を飼う資格はありません。施設で見学しただけでは分からないこともありますので、施設の職員さんに納得がいくまで確認する必要があると思いますよ。
それに、初めて犬猫を飼う場合には、譲渡犬・猫を飼育するには、それなりに負担が大きい場合(懐きにくい、警戒心が強い、問題行動があるなど)ことを認識する必要があると思います。
もし、可愛い子に出会えたとしても、いったん冷静になり、どんなことがあっても終生飼育する覚悟ができた場合のみ、譲り受けるようにするべきだと思います。
もし、施設の犬猫を譲り受けた後に飼育できなくなってしまうと、その子はまた新たな飼い主を探すことになります。
たらい回しにされたら、誰だって辛いと思いませんか?
最後に、横浜市動物愛護センターでは、保護した犬や猫の情報を公開しているおります。
もし、愛犬や愛猫が迷子になってしまったら、動物愛護センターにも問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、愛犬や愛猫が保護されているかもしれませんからね。
横浜市動物愛護センター見学日:2013/01/18