子犬の為の季節毎の生活環境作り

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子犬をご家庭に迎えた季節によっては、飼い主さんが生活環境を整えてあげる必要があります。

子犬は、自分で体温を調整することができませんので、快適な温度と湿度を保ってあげるようにしてあげてくださいね。

基本的には、快適な季節ですが、季節の境目の場合には注意が必要です。

余寒が残るころは、子犬が寒がっているようでしたらペットヒーターを毛布などで包んでハウスの中に敷いてあげます。
ペットヒーターを直接置いてあげると、子犬が長時間直接ペットヒーターに触れてしまい、低温やけどの原因となるので、注意が必要です。

夏の暑さによる、熱中症や、脱水症状には特に注意が必要です。

エアコンや、ペット用のクールマットなどを使用して温度や湿度をしっかりと管理してあげましょう。
エアコンを使用しない場合には、風通しがよく、直射日光のあたる場所にハウスを設置するなどの工夫が必要です。

また、この季節は、お散歩の際にも注意が必要です。

日中の直射日光で道路のアスファルトは、非常に高温となっている場合があります。
日没後もアスファルトには、蓄熱されているので足裏のパットを火傷させないように注意が必要です。

例えば、飼い主さんが手で地面を触ってみて、熱い場合にはお散歩の時間をずらすなど工夫してあげましょう。

基本的には、快適な季節ですが、季節の境目の場合には注意が必要です。

残暑で、気温や湿度が高いようでしたら、窓を開けて風通しを良くしたり、ペット用のクールマットを使用したり、もしくは、エアコンで温度と湿度を管理してあげてくださいね。

冬は、低温と乾燥に対する注意が必要です。

◎温度

冬は、温度も低く乾燥しがちです。
暖房器具などで、室温を上げることでさらに乾燥してしまう悪循環にはなっていませんか
室内犬でみてみますと、基本的に人間と一緒の環境ですから過ごしやすいとは言えます。
しかし、人間が寝てしまった後や、留守番をさせている時などを考慮しますと、それなりのケアが必要です。
暖房には、ペット用ヒーターを寝床に敷いてください。ただしワンちゃん自身が、熱いなと感じたら、おりられるスペースを確保しておくことも忘れずに。
散歩に出すときは、寒さに弱い犬種は洋服を着せるなどして、体調をくずすことの無いよう、注意をしてあげてください。

◎湿度

快適な湿度は「40%から70%」と言われます。
乾燥対策には、加湿器などを使用できればベストですが、濡れたタオルを室内に干したり、お湯を沸かすだけでも湿度が上がります。
また、乾燥しすぎたなと感じたら窓を開けて、外気と入れ替える事も重要です。


◎ノミ・ダニ

気温や湿度が上がるとノミやダニも活発に動き出します。これらに寄生されると、かゆみや発疹だけではなく、脱毛やただれなどの皮膚トラブルも起こすことがあります。また、人間にも刺してくるノミダニもいます。
これらノミダニから愛犬を守るには、常に清潔に保つことが重要です。定期的なシャンプーはもとより、室内の清掃、犬のおもちゃであるぬいぐるみなどの熱湯消毒を定期的に行うと発生を防ぐことが出来ます。万が一、ノミダニが見つかったら数ヶ月は効果が持続する滴下剤を首の後ろの皮膚にたらします。これは、市販のものもありますが、獣医師のもとでも処方してもらえるので、相談してみると良いでしょう。
散歩の時などにもらって来ることもあります。出来るだけ、ノミダニが生息場所である草むらには入らないようにしましょう。散歩後のブラッシングや水浴びもノミ対策には効果があるようです。

◎蚊(フィラリア)

これは、蚊が媒介するフィラリア成虫が、犬の心臓にごっそりとたまり、死に至らしめる病気(寄生虫)です。蚊取り線香などで蚊を寄せ付けないようにすることが大切ですが、獣医師にフィラリアの予防薬を処方してもらうのが一般的です。
だいたい、関東では5月から12月くらいまでは予防薬を飲ませます。5月初旬に獣医師に処方してもらう際には、必ずフィラリアの検査を受けてください。薬だけ飲ませ始めますと、万が一フィラリア症にかかっていた場合には、ショック症状を起こすことがありますので、注意が必要です。

人間も、ワンちゃんも季節に合った環境で快適に過ごすことは、健康管理にもつながります。
ちょっとした一工夫で、快適生活が待ってますよ。


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