耳の汚れ方は、耳の大きさや形状、生活環境などによって異なりますので、1回/週程度の間隔で確認して、汚れていたら掃除をするようにしてください。
耳垢が溜まると悪臭の原因となりますし、病気の原因となります。耳垢は耳ダニ(耳疥癬、ミミヒゼンダニ)の餌になり寄生しやすくなりますので、耳垢を溜めないように掃除してあげましょう。
<準備する物>
道具 | 説明 |
イヤーローション | 耳の汚れをとるための洗浄液となります。 |
イヤーパウダー | 耳の中の毛を抜く際に滑り止めとなります。 |
コットン | 耳掃除用の鉗子に巻いて使用します。 |
綿棒 または コットンを巻いた耳掃除用の鉗子 |
耳の中を掃除する際に使用します。子犬の場合は綿棒がお勧めです。 |
<耳掃除の手順>
- 外耳道の毛が伸びると通気が悪くなり耳垢が溜まりやすくなります。外耳道の毛が伸びていたら、耳かき1杯弱程度のイヤーパウダーを使い、手でやさしく毛を抜いてあげます。
- 耳の中に炎症などの異常がないかを確認します。
- 綿棒の片側に1滴~2滴イヤーローションをしみこませます。この時、大量にイヤーローションをしみこませると冷たさで犬がびっくりしますので、適量を守ってください。
- 手順3の綿棒(イヤーローションをつけた側)を耳の中に入れ、くるくると回しながら皮膚に軽く触れるように掃除をします。掃除するのは綿棒の届く範囲で構いません。この時、力を入れてこすってしまうと、耳の中を傷つけてしまいますので、注意が必要です。
- 手順4の綿棒の逆側(イヤーローションをつけていない側)で耳の中を乾拭きして湿り気を取り除きます。この時も絶対に力を入れてこすらないようにしてください。