子犬を飼い始める際に、最初に確認すべきこと

<子犬を飼い始める際のチェック項目>

子犬を飼うことを決めたら、まず最初に次のチェック項目の全てが問題ないことをを確認しましょう。

  1. 子犬を育てる環境は大丈夫ですか
    • 現在のお住まいはペット可の住居ですか
    • ご家族全員が子犬を飼うことに合意していますか
    • 子犬を飼うことで、近隣に迷惑がかからない環境ですか
  2. 希望する子犬の品種はライフスタイルにも合致していますか
  3. 愛犬の為に時間を作ってあげることはできますか
    • 飼育する犬種についての学習するための時間
    • お散歩するための時間
    • お手入れ(シャンプー、ブラシング、グルーミングなど)するための時間
    • 愛犬が病気になった時の病院へ連れて行く時間
    • ケージや寝床の掃除する時間
    • 毎日餌を与えたり、水を交換する時間  ・・・など
  4. 愛犬を終生飼育する為の、生涯費用を負担できますか
    • 餌代、おやつ代
    • 予防接種(狂犬病、混合ワクチン、フィラリア予防薬など
    • 病気になった時の、病院代
    • ペット用品代(寝床、トイレ用品、お掃除用品、消臭剤など)
    • 健康維持の必要な費用(サプリメントなど)  ・・・など
  5. 責任を持って最低限の躾(しつけ)を行うことができますか
  6. 最低限の病気予防知識を積極的に学習して取得する努力をしますか
  7. 愛犬がその命を全うするまで責任を持って、飼育することができますか(終生飼養の原則)
  8. 保健所に登録し、お散歩に出かける際は鑑札や注射済票を付けてあげてください
  9. もし、その子に子供を産ませる予定がない場合には、避妊・去勢を検討してあげてください
  10. 予防接種(狂犬病、混合ワクチン)やその際の簡単な健康診断、フィラリアは必ず毎年実施してあげてください
  11. 引越しをする場合には、引っ越し先でも飼育できるようにペット可の住居を探してあげてください

<このチェック項目がなぜ必要か?>

このチェック項目は、どれもごくごく当たり前の内容ですが、実はペットを飼うためにはとても重要な内容なんですよ!

世の中にはこの重要な内容を十分に説明せずに、子犬が命であることを忘れて、消費者に衝動買いをさせているペット販売業者が後を絶ちません。

最低限この内容をご理解いただいていないと、数年後に飼い主さんと愛犬の両方が不幸なことになってしまうかもしれません。

子犬を買う(飼う)と言う事は、「掛け替えのない命に責任を持つ」ということです。

飼い主として子犬を預かったからには、愛犬が命を全うするまで飼育する責任があることをご理解いただきたく思います。

このチェック項目は、飼い主と愛犬がお互いに幸せになるためのチェック項目ですので、しっかりと確認してくださいね。

<飼い主としての勉強>

ところで、上記チェック項目を確認して問題なければ、良い飼い主になれるのでしょうか?
残念ながら、人間と動物とでは体のつくりや習性が異なっており、そんなに簡単なことではありません。

例えば、同じ犬という動物であっても、原産国や、もともとの用途、犬種、性別によって、細かな習性や飼育環境が異なりますし、その子が生まれ持った性格によっても飼育方法が変わってくることが多いと思います。

むしろ飼い始めてから飼い主としての勉強が始まるといっても過言ではありません。
初心者の飼い主さんには、まず本や、インターネットのWEBサイトなどで飼いたいペットについて積極的に学習していただきたいと思います。「飼いたいペットがどんな性格・習性なのか?」、「現在や未来の家族構成から考え仲良くできそうかどうか?」、「家族全員で世話をすることができるかどうか?」、「飼育していくためにどれくらいの費用が必要か?」、などの最低限の知識を持っていただかないとお互い(飼い主とペットの両方)が不幸な結果となってしまいます。

ペットショップさくらでは、ご購入前のご相談と、ご購入後のアフターケアを積極的に行っております。
ご購入前のご相談については、ありのままの状態を包み隠さずご説明するように心がけておりますし、ご購入後のアフターサービスも何度でもご質問いただいて構いません(むしろ、子犬の近況などをご連絡いただけると、やる気が出てきます)。

順次、WEBサイトのコンテンツ拡充を行っておりますので、取り上げて欲しい内容がありましたら、ご連絡いただけると幸いです。

もし、ご紹介したような「学習をすることはとても無理!」と思われるのでしたら、残念ですが不幸な結末が待っているのが目に見えて分かりますので、子犬をお売りすることはできません。

皆さんには、良き飼い主になっていただきたいと思います。